中3の二学期、成績発表日に後悔したこと

中3の二学期、成績発表日に「もっと早く、自分に何が足りないのか聞いておけばよかった」と気づいた。成績を上げたいなら、頑張るだけでなく、今の自分に必要なことを知ることも大切だった。

COCORO JOURNAL

この記事について

中学3年生の二学期。成績発表の日のことを、今でも覚えている。

私は文化祭に行って憧れたとある都立高校を目指していた。 中2の最後の成績は、平均すると4くらい。それまでの成績に特に不満はなかったし、勉強が特別好きだったわけでもない。将来について、大きな目標があったわけでもなかった。 そんな私が中3になって知ったのが、都立高校の入試における調査書の重要性だった。

「成績が3割? それなら、やるしかない」

そう思って、学校の成績を上げるために、自分なりの作戦を立てた。 国語は特に苦手ではなかったので5を目指す。技術家庭科は、技術がめちゃくちゃ得意だったので、ここも5を狙う。 一方で、体育は運動が苦手だったし、美術は絵のセンスがないと思っていた。5は難しいだろうと考え、そこは作品のクオリティや才能ではなく、できる限り努力して4を取る。

そうやって、「ここは5」「ここは4」と自分なりに目標を決めて、学校の勉強に取り組んだ。

そして迎えた、中3二学期の成績発表日。 その日に、私は国語の先生に聞いた。

国語のテストは、それなりに高い点数を取っていた。だから、成績表を見て、放課後職員室に行き、先生に聞いた。

「先生、私、何パーセントで4だったんですか? めちゃくちゃ頑張ったんですけど」

先生は、 「89だよ」 と言った。

「……89?」

今でも、この数字を覚えている。プリンター室で告げられたこの数字。

かなり頑張ったつもりだった。それなのに4だったことが、ものすごく悔しかった。 でも、それ以上に気になったのは、

「じゃあ、何が足りなかったの?」

ということだった。 そして、その疑問を持ったときには、もう二学期の成績発表日だった。 都立高校の調査書に使われる評定は、ここから変えることができない。つまり、今から「次はここを頑張ろう」と思っても、その評定についてはもう遅かった。 そこで初めて、私は気づいた。 頑張ることと、自分が今どこにいるのかを知ることは、別なのだ。 一学期の時点で、「私は今、何が足りないのか」「4から5にするには何を改善すればいいのか」「次の評価までに何をすればいいのか」を知っていたら。

結果が変わったかどうかは分からない。89%が5になったかどうかも分からない。 それでも、何をすればいいのか分からないまま頑張るのではなく、少なくとも方向を確かめながら取り組むことはできたはずである。

実際、その後の私は、高校に入ってからも先生に自分から聞くようになった。 「私って何パーセントくらい理解できていますか?」 「4にするには、どこを改善したらいいですか?」 「次のテストでは、何点くらい必要ですか?」 正直、自分からこういうことを聞くのは簡単ではなかった。 でも、もっと早く知っていればよかったと思う。 そして、今振り返ると、もう一つ思うことがある。

当時の私は、体育は運動が苦手だから、美術は絵のセンスがないから、成績を上げるのは難しいと早い段階で決めていた。 でも、本当にそうだったのだろうか。

評価の仕組みをもっと知って、提出物や授業への取り組み方を工夫して、もう少し楽しみながら取り組んでいたら、違う結果になった可能性もある。 「才能がないから仕方ない」と思っていたことの中にも、自分で工夫できることはあったのかもしれない。

これは、成績の良かった私の成功談ではない。

もっと早く知っていればよかった、という後悔の話である。 成績表に「3」「4」「5」と書かれていても、その数字だけでは、次に何をすればいいのかまでは分からない。 もちろん、宿題や提出物、出席、授業への取り組みなど、まず当たり前のことができていることは前提になる。

そのうえで、「どうしてこの評価だったのか」「次の評価を上げるには何が必要なのか」を、自分から聞いてみる。 そして、聞くなら、できるだけ早い方がいい。

私はそれを、中学3年生の二学期の成績発表日に知った。

でも、その日に知っても遅かった。 だからこれは、後輩たちに語り継ぎたい後悔である。

成績を上げたいと思ったら、まだ時間があるうちに、先生に聞いてみてほしい。

「私は今、何が足りないですか?」 「次の評価までに、何をすればいいですか?」

私自身は、もっと早くこの質問を知っていたかった。

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結局、私はその都立高校には進学せず、少し危ういかもしれないと思って、志望校を一つ下げた。けれど、本番の試験はうまくいき、結果的にはその高校に届く成績だった。だからこそ、あのときの「89」という数字は、今でも自分の中で大きな後悔として残っている。

このときの進路選択については、また今度、じっくり書きたいと思う。

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